「共通して、本を読む人ってそもそも強いよね」
仕事のスタイルや思考回路、性格は人それぞれ。
芯のある人・熱心に取り組む人は共通して読書を嗜んでいるから、読書習慣を広めていきたいと考えているそうだ。
肯定派だけど理由はちがう
課長の狙いはおそらく、本質を掴む力を養ったり、今の自分にない視点の持ち方を学んで仕事に還元することだと思う。
私が読書を肯定する理由は、仕事から離れたテーマで意見を交わすことに興味があるから。
ブログを書いていると、テーマによって筆の進みが違うことには嫌でも気付かされる。
仕事について書く時は遅い。
これでいいのか?本当にそうか?あの人はどう考える?色々考えを巡らせるからなかなかまとまらない。
真剣に取り組んでいる証拠とも言えるが、仕事に関する弁論は素早くまとめられるようにならないと、今後わたしの弱点となる。
本について書く時は速い。
「読書好き」と呼ばれる人種に比べると自分はさほど読書量が多くない。読むのも遅い。読んだからと言って、あらすじをすらすら説明できたり、何に感銘を受けたか語ったりもできない。
もしかしたら見ているだけで読めていないのかもしれない。
それでも本について書く時は速い。
なぜ速いのか。全てが自己責任だから、かもしれない。本をどう読んだか、何を感じたかなんて、どうであれ他人に迷惑をかけない。だから自由に語れるし、制限がないから早く書けるのだと分析している。
このように、仕事と趣味の読書では違う一面を見せる。
出版区の1万円企画でも、本好きの人たちは普段と違った顔を見せている。話し方も違う。早口でまくしたてるように語る。目はひときわ輝いている。
この仕事は毎日同じ作業の繰り返し。
繰り返しに見えて少しずつ変化しているのだろうが、繰り返しである。
他社と意見を交わす機会も少ない。
そういう職場だからこそ、社員たちの普段と違う顔が見てみたい。
本を読まない人にとっての飲み会がこれに相当するのだろうが、私は飲み会が苦手なので、得意分野とも言える読書というフィールドで意見を交わせるのは興味深い。